ララさん、キキさんのおねしょ卒業支援

転載元：ララさん、キキさんのおねしょ卒業支援
1: 名無しさん＠おーぷん 2018/11/28(水)22:59:20 ID:J3J

https://ameblo.jp/kikilala2011/entry-10767993660.html

黄金の雨とともに、星雲から壊れた月の半分が落ちてきた。もしも行き先が地球であったならばたちまち光の海と化しただろう。
もう半分のララが降臨するまで、キキは墜落の苦痛ではなく喪失感に満たされていた。彼女からくちづけを頂いて、ようやく夢から覚めて泣いた。

2: 名無しさん＠おーぷん 2018/11/28(水)22:59:49 ID:J3J

下半身に残る水蒸気が生臭い。飴色に濡れた衣服を姉に剥ぎ取られて、後悔と恥が痛みと寒さを上書きした。もう何度目だ。キキはひたすら裸の猫になって目を擦り続けた。
プラズマに汚された服を星間ガスで拭いながら、ララは密かに匂いを楽しんでいた。あくまで世話焼きを演じつつ。少年の麝香、人間が浴びればたちまち蒸発する。星同士だからできる娯楽。
「魔法の雲で綺麗にしてあげるから、もう泣かないの」
一糸まとわぬ弟に囁き、何も着せぬまま雲の毛布に包む。そのまま抱いて互いに横たわると、乳臭い感触がほとんど直に伝わってくる。
キキは知らない。ララの無意識から湧く歪んだ魔法が、彼に幾度も洪水の夢を見せていることを。

3: 名無しさん＠おーぷん 2018/11/28(水)23:03:54 ID:J3J

https://web.archive.org/web/20150422031954/http://onesho.com:80/patient/kikilala/
「おねしょは恥ずかしいけれど、大丈夫よ。安心していれば治るわ。大丈夫よ、大丈夫……」
星雲の寝床でキキを撫でながら、ララは彼の独り立ちを一日一日と延ばしていくのであった。

4: 名無しさん＠おーぷん 2018/11/28(水)23:04:48 ID:TbR

あぁ＾～いいっすね～

5: 名無しさん＠おーぷん 2018/11/28(水)23:04:55 ID:6DX

正直好き

6: 名無しさん＠おーぷん 2018/11/28(水)23:05:20 ID:wo9

へぇ～

7: 名無しさん＠おーぷん 2018/11/28(水)23:05:50 ID:jgw

こわい

8: 名無しさん＠おーぷん 2018/11/28(水)23:05:51 ID:K9U

お闇深

12: 名無しさん＠おーぷん 2018/11/28(水)23:08:37 ID:G7J

やっぱええなあ